「婚活や結婚生活に向いていない人はどんな人ですか?」というような質問を受けることがありますが、いつもこう答えています。それは「頑固」な人。
どんな「頑固」さかというと......。
たとえば最初のデートでは、第一印象が重要になります。特に「清潔感」! 女性の方は、それほど清潔感に問題がある方はいらっしゃらないのですが、交際に慣れていない男性のなかには、髪の毛のフケが服に落ちていたり、服が黄ばんでいたり、爪が伸びていたり......という方がいらっしゃる場合も。また、担当カウンセラーから見て、服装や髪形などもっとこうしたほうがいいだろうとアドバイスをすることもあるのですが、
「いいんです。内面を見てくれる人を探したいと思っているので」「私のスタイルを理解してくれる女性がいいんです」と頑なに変わろうとしない方には、正直なところ閉口してしまいます。
ほかにも、年収や職業などの「条件」を変えずに活動される方、占いや風水、血液型など根拠の乏しい情報にこだわる方、身近な両親や友人のアドバイスに固執する方など......。
「頑固」であることがすべてだめだということではありませんが、やはり婚活を進めていくなかで、素直に学び、他者の意見を受け入れながら変わっていけるコミュニケーション力を持っている方は、結婚が決まりやすい印象があります。
婚活は結婚がゴールではなく、あくまでもスタートですので、こうした素直さ、柔軟さは結婚生活においても重要です。もしかしたら婚活や結婚生活だけではなく、仕事や友人関係においても同じことがいえるかもしれませんね。
最近読んだ内田也哉子さんの著書『ペーパームービー』で、母親である樹木希林さんに「自分に起こることの大半のことは、自分に原因があるんだからね」と教えられて育ったというエピソードがあり、とても胸に響きました。
うまくいかないこと、その原因を他者に求め続けるのか、自分自身に問いかけるのか。あなたは、今どちらだといえますか?